「変形性膝関節症」「半月板損傷」「人工ひざ関節置換術」通常のリハビリでは術後再発の可能性あり

術後リハビリについて

術後のリハビリは重要です。何もしなければ動けない、可動域が狭くなってしまいますからそれを克服するためにはリハビリが有効なのは確かです。しっかりと歩ける、違和感無く歩けるようにするためにリハビリは避けては通れません。ですがこのリハビリ、ただ可動域を広げて違和感無く歩けるようにするためのものであればいずれ再発する可能性があります。


人工関節(じんこうかんせつ)とは、高度に機能が障害された関節の再建のために人工材料を用いて置換したもの、およびその方法のこと。
1951年にMcKeeが金属同士による人工股関節を作った。その後、1961年に英国のチャンレーが現在の人工関節の基礎となる人工股関節を発明した。これは金属の人工骨頭とポリエチレンの人工臼蓋によるものであった。現在用いられている材料としてはチタン合金のほか、セラミックス、骨セメントなどがある。適用としては、股関節、膝関節、肩関節、足関節などである。
人工関節を用いる手術は、主に変形性膝関節症や大腿骨突発壊死症といった疾患に対して適応される。上記いずれの部位でも手術件数は年々増加しており、特に股関節や膝関節については年間10万件以上(2018年度)行われている

wikipedia

術後のリハビリはあくまで組織を馴染ませるためにある

身体にメスを入れれば入れた周囲組織は損傷を受けて硬直します。筋繊維がズタズタになるわけですからその周囲は硬直したら機能を失うわけです。この損傷を回復するのが術後のリハビリです。リハビリは大切なことです。ですがこのリハビリをすれば再発するのを防ぐ効果があるかと言えばそれは全く関係ありません。リハビリはあくまで術後の損傷を拭い去り本来の可動域を取り戻すためにあります。手術をしなくてはならなくなった原因を根絶する力は持っていません。

日本でリハビリというと術後復帰のイメージだが

リハビリとは本来再発をしないために行わなければなりませんが実は日本はそこまでのリハビリが実施されていません。中にはそのような機関もあるかもしれませんが私が知る限りではありません。重要なこと大切なことは再発防止でありそのためにリハビリをしなくてはなりません。

二度と手術を受けないために再発防止をしっかりと考える

リハビリ=再発防止ではありません。リハビリはあくまで健康復帰であって再発を防止するほどの効果はないのです。今現在のリハビリは膝関節周辺の筋力回復運動であり、筋力を回復さえすれば再発しないというほど甘いものではないのです。再発防止のためには正しく立ち、正しく歩ける身体つくりのレベルまで昇華しなくてはなりません。ただ可動域を広げ膝関節周囲の筋肉を鍛えるだけではだめなのです。

お医者さんの意見では再発防止に自信が無ければ

もう大丈夫、再発は絶対にないと断言できるまでお医者さんや医師の説明で納得できなかったならば再発の可能性があります。そもそもがなぜ膝痛が手術にまで至ってしまったかと言えばそれは膝の痛みのメカニズムを理解できていなかったからです。そして術後もまた同じ認識であれば当たり前に再発するわけです。

  変形性膝関節症術後リハビリの問題点
術後の機能回復があくまでメインであり再発防止のリハビリではない。再発防止のリハビリであれば筋バランスを変える必要あり。
日本のリハビリのみでは術後違った形で膝に違和感を感じるケースもある、というのも膝関節の負担に耐えうる身体作りが重要であり機能回復のリハビリのみではそれは達成できない。

まとめ

通常のリハビリではなぜ変形性膝関節症は再発の恐れがあるのか?それはリハビリは術後の機能不全を解消するだけのものであり、再発防止のためのリハビリではないからです。再発防止をするためにはなぜ変形性膝関節症になってしまったか?について完全に理解する必要がありますがそこが甘いのです。症状の進行に見合った対処療法はしていてもなぜそうなってしまったのかの認識がない、ただの老化や経年劣化で済ましていては何も解決に至りません。変形性膝関節症は膝関節を取り巻く筋肉の異常、周辺以外の筋肉の異常により起こります。筋肉の異常が膝関節を変形、歪ませることで関節内の軟骨、半月板が損傷、磨耗して起こります。当院では膝関節を歪ませる筋肉の異常を一つ一つ施術で解消します、膝関節の歪み変形が解消されますと関節内の軟骨、半月板の磨耗損傷も解消、結果痛みは軽減していきます。リハビリ時に膝関節のゆがみを取り去るという目的のエクササイズ運動がなされていれば問題ないのですが多くの場合は膝関節周辺の動きを取り戻すことに終始してしまっています。これではまた同じ症状を繰り返してしまうのです。重要なことは二度と手術をしなくてもいい身体にすること、そのためには変形性膝関節症のメカニズムを正しく理解する必要があるのです。

当院の施術について 

当院では変形性膝関節症を筋肉の異常が生み出した症状であると断言します。そこを認識しないで何度膝関節の手術を重ねても同じ事を繰り返すことになります。本来膝関節は簡単には壊れません。人間が肉体労働しかやっていない時代、脚を動かせなくなってしまったら狩ができません。ですから膝の故障はそのまま餓死を意味します、これは極端な話ではありません。ですから膝関節は簡単には壊れないのです、その膝関節が手術が必要なぐらいに痛むということは何かが間違っています、そう認識が間違っています。当院では変形性膝関節症を筋肉の異常が生み出した症状であると考えるので筋肉の異常を一つ一つ改善していきます。異常な筋肉が膝関節を歪め変形させ炎症を起こしていると考えるので歪みがなくなるまで施術で筋肉の異常を解消していきます。そうすることで膝関節の痛みを確実に解消していきます。

最後に

アメリカでは変形性膝関節症は運動療法で完治します、つまり理学療法士が完治させるわけです。ところが日本では理学療法士はあくまでリハビリ止まり、膝痛を完治させる役割は担っていません。そのため変形性膝関節症の術後のリハビリもあくまで術後のケアに留まります。本来は完治させるぐらいに効果を出さなくてはならない理学療法士が日本では医師のサポーターになってしまっているのです。病院の経営について素人がとやかく言っても仕方がないので我々個人はその現実としっかりと向き合い変形性膝関節症を再発しないよう学ばなくてはなりません。


運動療法(うんどうりょうほう、英語: Exercise therapy)とは、身体の全体または一部を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指す療法のこと[1]治療体操機能訓練などとも言う。運動療法というのは、その名称どおり、運動すること、つまり身体を動かすこと、を治療法として用いることである。
理学療法士が行う治療では、日常生活活動訓練物理療法などと並び主用な治療法のひとつである。運動療法には関節可動域回復訓練、麻痺回復促進訓練、歩行訓練、筋力増強、心肺機能改善訓練などが含まれる。
健康維持・増進における運動の効果が医学的に認識され、運動医学スポーツ医学が研究されるようになって、生活習慣病などに効果が期待されている分野である。運動療法は、現在は主に生活習慣病(高血圧動脈硬化虚血性心疾患糖尿病高脂血症等)に効果的とされている。