「関取が膝痛(変形性膝関節症)にならない」には理由がある

本来でば「関取」は膝痛(変形性膝関節症)になってもおかしくない体型

本来であれば関取は膝痛になってもおかしくない体型です。あれだけの体重であれば一般人は皆膝痛持ちです。ではなぜ関取は膝痛にならないのでしょうか?それは彼らの身体の柔軟性に理由があります。あの柔軟性が膝の痛みを作らないでいるのです。脚の筋バランスが黄金比になっており膝に正しく体重が乗っています。

「関取」の股割りは実は膝痛防止である

関取で有名な稽古、それが股割りです。股割りは関取が最初に取り組む稽古ですがあれは実は膝痛予防になっているのです。怪我を防止するための股割りですが特に膝の痛み防止にあの股割りは完璧な役目を果たします。脚内側の筋肉を伸ばし続けることで脚内側の筋肉が柔軟にかつ発達し身体を中心で支える身体にします。脚の歪みが矯正され膝の負担を軽減し膝痛予防になっているのです。

関取の膝 変形性膝関節症の膝
開脚で内側を強化 内側の筋肉が脆弱
内側の筋肉で膝関節を守る 膝関節を守る筋肉がない
体重に負けない筋バランス(内側重心) 体重に負ける筋バランス(外側重心)

「開脚」を極めるだけでほとんどの膝痛は解消できる

これは一般人にも勿論適用できます。開脚をしていけば徐々に脚内側の筋肉が発達し外側を使わなくなっていくのです。結果外側中心であった脚が内側中心になり脚の歪みが軽減されていきます。ただし関取と異なるのは内側を伸ばそうにも一般人はなかなか上手くいきません。そこで先ずは外側の筋肉を解し開脚をしやすくする必要があるのです。当院では外側の緊張を解すことからスタートし自然と内側を使える身体にシフトしていきます。

まとめ

お相撲さんの取り組みは土俵の上で行うわけですが現代スポーツで考えれば非常にリスキーな場所で戦っています。土の上でなおかつ上から投げられる可能性があるのです、怪我をしない理由がありません。ところが関取の多くは膝痛を抱えず毎場所出場しているわけです。そしてそれを支えているのがあの股割りと呼ばれる超開脚です。内側の筋肉を鍛え上げ、外側に無駄な筋肉をつけないように日々トレーニングを積むことで変形性膝関節症にならないよう身体を作っています。通常あれだけの図体が膝に乗れば膝は歪みます膝関節が歪みます。膝関節が歪めば関節軟骨はダメージを負い磨耗します、それがおきないということはそれだけ筋肉が正常な状態にあることを意味します。当院ではなかなか自分では出来ない筋肉のメンテナンスを代わりに施術で行います。筋肉の硬直、癒着、痩せ細りを施術で解消することで徐々に徐々に膝関節の歪みを改善していきます。最終的には関節内の軟骨の磨耗や半月板損傷も解消していきます。

最後に

{「関取が膝痛(変形性膝関節症)にならない」には理由がある}というテーマで今回ブログを製作しました。関取やラガーマンなど大きな身体でスポーツをするアスリートは身体のメンテナンスに余念がありません。それはメンテナンスしないとすぐに身体中のあらゆる場所が痛くなってしまうからです。一方普通の人達はすぐに身体が痛くならないので逆に膝が痛くなったら何をしていいか分からないのです。膝痛の改善方法は関取やラガーマンが一番よく知っているかもしれません。