膝痛になったから安静にするは間違い
変形性膝関節症と診断されて安静にする、なるべく出歩かない、これを継続していきますと生活不活発病になってしまいます。身体の機能を使わないことにより全ての筋機能、関節組織、血管等が衰えていき最終的には寝たきりになっていきます。組織は動かなければ必ず衰えていきますから注意が必要です。
安静にする
急性症、急激な痛みが起きたときには安静にするのが鉄則です。これは腰痛でも膝痛でも、足首痛でも同じです。怪我をしている状態ですから先ずは安静にして怪我が治るのを待ちます。
ご両親が膝痛になったら家族が徹底的にサポートして必ず治さなくてはならない
自分自身のご両親が膝痛になってしまったら絶対に医者任せにはしないで治るような生活、知識を研究してください。高齢者の方は病院に行っても治らない症状を簡単に諦めてしまう傾向があり非常に危険です。ご家族の方が治すつもりでしっかりと研究し治してくれる病院や接骨院、整体院を探してください。家でのセルフケアを行い日々膝痛が改善するように促してください。
家族のサポート
高齢者の家族のサポートと言いますと介護を思い起こす人が多いですが膝痛に関しては正しい知識の提供が一番重要になります。高齢者の方は膝が痛い=病院ですから先ずはその感覚を変えなくてはなりません。家族の助言が絶対に必要になります。
膝痛が家族のサポートが必要な理由 | |
1 | 膝痛のことを正しく理解している高齢者が少ない |
2 | 安静にしていても改善しない、正しい運動が必要 |
3 | やり方を間違えるとただ悪化するため高齢者は諦めてしまう |
生活不活発病は意識の問題、年齢ではない絶対
生活不活発病は意識の問題です。年齢ではありません。膝痛になって生活不活発病になりそのまま重い病にまでなってしまう方もいますが膝痛はその傾向が特に強い症状です。家族がサポートして、全員で膝痛を直すという気持ちが重要です。風邪や発熱とは膝痛、変形性膝関節症は全く違いますからその勘違いが大げさではなく大きな病に繋がる可能性があります。
wikipedia
廃用症候群(はいようしょうこうぐん、英: disuse syndrome)とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。
また、寝たきりや行き過ぎた安静状態が長く続くことによって起こる筋肉や関節などが萎縮すること[1]を廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)という。
筋萎縮
関節拘縮
褥瘡(床ずれ)
廃用性骨萎縮(骨粗鬆症)
起立性低血圧(立ちくらみ)
精神的合併症
括約筋障害(便秘・尿便失禁)
などが挙げられる。
まとめ
「膝痛(変形性膝関節症)と生活不活発病について」というテーマで今回ブログを製作しました。高齢者の方に多いのですがどこか身体の一部が痛くなったり悪くなったりすると安静にする以外ないと考える傾向があります。風邪を引いたらゆっくり寝る、発熱があれば安静にする、、、全てこのパターンで解決しようとします。ですが膝痛はこのパターンでは生活不活発病になってしまいます。膝痛は筋肉の異常が起こす症状です、筋肉は安静にしていれば健全になるものではありません。安静が駄目なわけではありませんが使わなければ徐々に衰えていきます。膝痛と生活不活発病について考え方を変えなくてはならない方が多いのは事実です。